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店長 前山

北海道・札幌のFRP材料専門店
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※注意)以下ご理解の上ご参考ください。
 専門性の高い現場及び特殊な製品を成形・塗装を施す場合、下記手順ではうまくいかない場合があります。
 あくまでも当商品を通常使用する上での手順及び注意事項として参考程度にご覧ください。

FRP用プライマー樹脂と硬化剤
洗浄用アセトン(研磨後の塗布面の洗浄や脱脂、使用したローラーや刷毛、スプレーガンなどの洗浄)
FRP専用ローラー・刷毛(塗布道具)
プライマー樹脂を計量する耐熱カップと硬化剤を計量するスポイトなど

木・コンクリート・金属類の上にFRP材料を施す場合、直接FRP材料を塗布しても接着性が悪く
すぐにはがれてしまいます。これらを接着させるためにFRP用のプライマー樹脂を下地に処理します。このプライマー樹脂を塗布し硬化した後にガラスマットやクロスなど任意の繊維と樹脂を積層していきFRP処理していきます。

塗布面に付着したゴミやほこりなどを取り除き、水分などを十分にふき取りかわかします。

FRP材料は耐水性に優れた材料ですが、塗布作業中のすなわち硬化する前の段階で水分や油分が入ると硬化不良を起こします。塗布面の水分や油分を十分にふき取ります。(できればアセトンでふき取ると効果的です)

・プライマー樹脂の塗布手順
硬化開始時間は硬化剤添加後20分後になるので、500g〜1kgの小分けにしてから
硬化剤を適量分(1%)添加し塗布していきます。

1. 500g〜1kgのプライマー樹脂を軽量カップ等(耐熱120℃以上の容器)に移します。
(※20〜30分以内に塗りきれない量を移さないでください)

2. 容器に移した容量の適量分の硬化剤を適量分(1〜2%目安)添加し添加します。
硬化剤の添加量目安(硬化剤の添加量は作業場する場所の気温により異なります。) 
 例 プライマー1kgに対して硬化剤1%は硬化剤10gです。

※この時点で硬化が始まりますので、以下工程を約30分以内に行います。

3. 硬化剤を添加したプライマー樹脂を容器内で十分にかき混ぜて硬化剤をなじませてから、
ローラーや刷毛などでプライマー樹脂を塗布していきます。

プライマーは塗布面を覆う程度で効果が出るので、あまり厚塗りせずに薄塗りするのがコツです。

4. 1〜3の工程を繰り返しプライマー処理を完成させます。

※注意事項
硬化剤は必ずメモリ付のスポイトやピペットで適量を量り添加してください。
硬化剤を入れすぎると発煙・発火します。必ず1〜2パーセントの間を守ってください。

半日から一日程度乾かし硬化を確認してからガラスマットやクロスなどのご希望の施工に合う繊維類と、樹脂でFRP材料を積層できます。

プライマー樹脂は接着剤の役割をするので硬化しても表面がべたつきます。
塗布したプライマーが型崩れしない程度に固まれば硬化した状態です。

塗布完了後はすぐに使用した道具をアセトンで洗浄してください。
付着した塗料が硬化して次回使用ができなくなります。

FRP用プライマー樹脂=1kgあたり2.5平米前後の塗布可能

  硬化剤添加量 = プライマー樹脂に対して1~2パーセント 
  例) プライマー樹脂1kgに対して硬化剤10〜20g

・服についた塗料は落ちません。作業着、または汚れてもよい服装で作業してください。
・硬化剤添加後は100℃前後になります。厚手のグローブを着用してください。(耐油性がお勧めです)
    目や口に入ると大変危険なのでゴーグルやマスクの着用もしてください。
・屋外での作業は悪天候を避けてください。また、30度以上の炎天下または直射日光の下
   での作業はやめてください。樹脂がうまく硬化せずにべたつきます。
・プライマー樹脂の硬化後は手直しができません。
   事前に作業工程をよく確認してから硬化剤を添加してください。
・硬化剤を添加すると約30分で硬化し始めます。一度に塗り切れない量に硬化剤を添加せずに
 小分けにして塗布してください。
・硬化剤添加後30分以降は塗布面に触れないでください。硬化不良の原因になります。
・完全に硬化するまで水分や油分に触れると硬化に影響が出ます。
 それまで水分が触れないようにしてください。また夜中から朝に硬化すると湿度が入り込む恐れがあります
 湿度にも考慮し塗布するのをお勧めします。

FRP用プライマー

アセトン

ローラー類